HPVワクチン:「有効」 26件の試験評価、深刻な副反応なし 英民間組織

毎日新聞  2018年5月10日

 医学論文を総合的に評価する民間非営利組織コクラン(本部・英国)は9日、子宮頸(けい)がんなどを予防するHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの有効性と安全性に関する評価結果を公表した。過去8年間に発表された日本や他国の26件の比較試験を評価した結果、同ワクチンによる子宮頸がんの前段階の予防効果に高い確実性が確認された一方、副反応は非接種群と同程度で「同ワクチンが深刻な副反応を起こすとの証拠は見られなかった」としている。
 対象としたのは主に、日本でも承認されている「サーバリックス」と「ガーダシル」の2種類の同ワクチンの試験で、女性を2グループに分け、ワクチンと偽薬をそれぞれ接種し、有効性や安全性を比較したもの。参加者計7万3428人のうち、多くは26歳以下の女性で、観察期間は3年半~8年。25件の試験がワクチン会社から資金提供されていたが、公的資金による残り1件の試験結果と異なっておらず、評価者らは偏りのリスクは少ないと判断した。
 子宮頸がんはHPVの感染者の5~10%が長い時間をかけて、がんの前段階となる異常を経て発症するとされる。評価の結果、がんの前段階の異常は接種群で有意に減少しており、ワクチンの予防効果には高い確実性があると結論づけた。一方、深刻な副反応については非接種群、接種群ともに約7%とほぼ同じだった。
 評価者らは「このデータによると、ワクチンが将来的に子宮頸がんを減らすと考えられる。しかし全ての子宮頸がんを防ぐとは言えず、依然定期的な検診が重要だ」と指摘した。
 コクランは、「科学的根拠に基づく医療」の普及を目指す民間組織。

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