認知症介護、知恵寄せて 成功・失敗例をデータ化 物忘れや妄想、悩む家族に

共同通信 2019年1月7日
 認知症に伴う物忘れや妄想などに、どう対処すればよいのか―。介護する家族の悩みに応えようと、成功例や失敗例の体験を広くインターネットで投稿してもらい、データベース化して知恵を共有する取り組みを高知大と大阪大などの研究チームが進めている。 認知症は記憶や認識の障害だけでなく、怒りっぽさや妄想、不安などの「行動・心理症状」を伴うことが多いが、周囲の接し方や環境で、それらの症状は和らぐことが知られている。 ただ、どんな対応が有効なのかは証明されていないため、研究チームが国の資金を受け、2016年に「認知症ちえのわnet」というサイトを開設。介護する家族や医療・介護の専門職にどんな対処をしたら成功したか、失敗したかをそれぞれ入力してもらい、うまくいった割合(有効率)を公表している。 例えば「食事したことを忘れる」では「食器などをすぐに片付けずに見せる」が67%の有効率で、一定の効果が見られた。「病院・施設の自室が分からず迷う」では「目印や誘導の表示をつくる」が91%と高い。一方で「物を盗まれたと言う」場合に「家族が管理していると伝える」は25%で低かった。 これまでに約1300件の投稿があったが、対応法ごとでは数件にとどまる例も多く、データ集めが今後の課題になっている。研究チーム代表者の数井裕光(かずい・ひろあき)・高知大教授は「サイトで対処法を知った家族から『本人と押し問答になることが減った』という声も頂く。介護者の心が穏やかになれば、ケアにも余裕ができ、好循環が生まれる」と意義を説明している。

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